2026年02月20日
本研究は、中小企業(SMEs)が「従来の経営のやり方」から一歩踏み出し、持続可能性(サステナビリティ)に向けて事業や働き方を変えていく引き金とプロセスを質的調査により明らかにしました。通常、特に経営資源の豊富ではない中小企業においては、変化のニーズはわかっていても、既存のビジネス慣行からの逸脱は難しいものです。本研究では、持続可能性にむけた転換の道筋が、外部環境の変化や新技術の導入だけでは説明しきれない、「企業の内側」から始まることを示しました。具体的には、経営者が日々の業務や慣行を丁寧に観察する中で感じる違和感や倫理的な葛藤が、従来の延長線上ではない“新しい道筋(path)”を切り拓く引き金になることを示しています。
タイトル
『Triggering path creation toward sustainable transformation: case studies of Japanese SMEs deviating from conventional practices』
石塚 千賀子, 曽 國哲, 浅野 浩美(事業創造大学院大学)