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経済学プログラムの教員による論文が査読付き国際学術誌「Land Economics」に掲載されました

2026年05月25日

その他
2026年4月13日に経済学プログラムの伊藤伸幸准教授の論文が米国の国際誌「Land Economics」に掲載されました。

農業部門から流出する水質汚濁物質は、閉鎖性水域の富栄養化や貧酸素水塊を引き起こす要因となり、その削減は世界的な環境問題となっています。各農地は、水域からの距離や降水量、土壌の性質などの地理的・気候的条件が異なるため、そのような農地で水質汚濁物質を効率的に削減する仕組みを明らかにすることが課題となっています。水質取引オークションを通じて、農地から流出する汚濁物質削減の費用対効果を高める方法が提案されていますが、これまでの研究では、制度の透明性を高めるために、各農地の水質改善への寄与度に関する情報を公開すると、汚染削減の費用対効果が低下する可能性があることが指摘されていました。本研究では、水質取引オークションにおける農地の特性に基づいた市場の細分化の効果について、経済実験を用いた分析を行いました。実験データの分析結果から、農地の特性に基づく水域の水質改善への寄与度に関する情報の公開は、汚染削減の費用対効果を低下させる一方で、市場細分化がその低下を抑え、費用対効果を高められる可能性が示唆されました。

【掲載誌】Land Economics
【論文タイトル】Quality information and market segmentation in auctions for reducing nonpoint source pollution: A laboratory experiment
【著者】Nobuyuki Ito

【doi】https://doi.org/10.3368/le.102.4.060225-0044R1