本学経済科学部小川顕正准教授のゼミに所属する吉川班が、12月2日（土）、3日（日）に、同志社大学において開催された「WEST論文研究発表会」において、参加71チーム中5位の成績で、優秀論文賞を受賞しました。

受賞した論文は「地方自治体における中位年齢と若年層向け支出の関係についての実証分析」です。論文では、少子高齢化の進展（中位年齢の上昇）に伴って高齢層向けの支出が優遇されるという「シルバー民主主義」の実態と、それによって「個に応じた学びの機会の提供」（特別支援学校やICT教育など）の地域間格差が生じていることを計量分析によって明らかにしています。また、これに県内外の自治体関係者に対するヒアリング調査を組み合わせて「スクールサポートスタッフの配置」や「元教員によるICT支援」といった現実的な政策を提言しており、丁寧な分析に基づいた現実的な政策提言が高く評価されました。論文を執筆する過程では、論理的思考力と分析力、さらには説得力のある文章とプレゼンテーションで表現する力とともに、4年生から積極的にコメントをもらって論文に反映させるなど、学年を超えて学び合うチーム力も身につけることができました。




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WEST論文研究発表会